もうひとつの美術館

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もうひとつの美術館は、知的なハンディキャップをもつ人たちのアートを中心に、作品と出会う場、サポートする場として、アート本来の力によって人と人を結びつけ、だれもが人の可能性、自分の可能性を見いだしていく、新しいム-ブメントを創造してゆくことをめざしています。

 これからの21世紀では、本当に自分らしい生き方をすることができる社会であって欲しいと思います。そのときにあるアートが輝いてみえてきます。それは知的なハンディを持ったひとたちのアート。彼らの作品のなかに、理屈や既成概念のない、本来アートの持つ根源的な生命力があふれているからです。かれらの「自分らしく生きる」は,私たちに、何を大切にしてこれからを生きていくべきかを暗示しているのではないかと思います。
 知的なハンディを持ったひとたちの作品・表現の持つエネルギーは、それを発散させる創作の場、発表の場や、それを引き出す協力者がいてはじめてアートとして輝くことができます。わたしたちは、知的障害者といわれる人たちのそんなエネルギーがアートとして広く人びとに届くように、かれらと社会をアートでつなぐ恒常的な展示・創作空間=「もうひとつの美術館」をつくろうと、栃木県馬頭町に「もうひとつの美術館」設立準備会を組織し、2000年4月から活動を始めました。その年7月に旧矢又小学校校舎(同年3月閉校)で15日間の展示イベントを行ないました。翌年馬頭町より2000年度をもって閉校となった小口小学校校舎をお借りして、2001年8月4日に「もうひとつの美術館」として開館いたしました。同年10月に栃木県より特定非営利活動法人に認証されています。
 「もうひとつの美術館」は、そのような展示・創作空間をつくることでアートを通して自分自身と対峙することから人びとがつながり、アート本来の力を社会に還元してよりよいコミュニティーのあり方を見い出して、新しいまち・さとを形づくっていく可能性の場となっていきたいと考えています。


認定NPO法人もうひとつの美術館