MOB museum of alternative-art
 

展示スケジュール 2007 Exhibition Schedule

秋の展示 Autumn Exhibition 2007. 10. 6-12. 16

 




「2人から始まる---アートリンク・プロジェクト」・展

2007年10月6日(土)---12月16日(日)

10:00〜17:00(入館は16:30まで)

月・火曜日休館(ただし祝・祭日は開館)


「アートリンク」は、2000年にアメリカ・フロリダ州のNPO法人「クリエイティブ・クレイ」によって企画されたプログラム。日本では、2004年からNPO法人「ハート・アート・おかやま」が地域コミュニティの中で展開させている。2007年6月にはフロリダ州セントピーターズバーグ市にて、アートリンク・ジャパン展を開催し、双方の展示、メンバーの交流を行った。そこには、個対個から生まれる関係性を作品というかたちにし、その軌跡から新たな価値・可能性を考えていくというねらいがある。「みたことのないもの」をつくり、出会ったことがない人と出会う楽しさは、まぎれもなくアートリンクの醍醐味であり成果だといえる。また、長期間のリンクは、参加者、関係者に新たな視点をもたらす契機ともなる。アートを「世界観の拡大」と考える時、アーティストは「概念をつくる人」であり、障害のある人は、生まれながらに我々を「揺さぶる概念を持っている人」なのだ。「ハート・アート・おかやま」では今後、高齢者・幼児などとのリンクの仕組みも計画中だという。 


出展作家プロフィール


◆作品解説&作家

藤岡真樹子×池亀はるみ○ふじおか・まきこ×いけがめ・はるみ
『ちょっとメイサク』 紙・鉛筆・ペン・色鉛筆
おびただしい数の藤岡の作品。
池亀は圧倒され、しばらくは「ものをつくること」から離れようとまで思ったという。
どんな紙にも迷いを感じさせない線でテレビに登場するキャラクターを描き、色鉛筆で塗りこみ、はさみで切り分けていく藤岡。
途方もないその作業(実は生活)に、今回のリンクで光が当てられた。


鳥羽哲平×佐藤朋子○とば・てっぺい×さとう・ともこ
『哲朋(てつとも)』 コラージュ 紙、布、糸、アクリル絵具
制作の転機は「コラージュ」だったという佐藤。
コラージュに没頭する哲平を見つめながら、「させられている」感触から解放されて、パステル、油彩へと内容を膨らませることのできる自由な広がりを見いだした。
2人が会うごとに生まれる作品は、家族の愛の力で額に収められた。


長谷川海×清水直人○はせがわ・かい×しみず・なおと
『ボク等の車窓から(ぼくらのしゃそうから』 FRP樹脂・アクリル樹脂・紙粘土・木・モニター等
透明感のある長谷川の表現をじゃましたくない。制作に入るまで、2人は近所を散歩し、動物をスケッチした。CG作品とアニメーションでの表現を、一つの世界にしてみる。平面・立体・アニメーションと多くのメディアを通し、「ボクと海くんの車」は滑走していた。


中村勇太×岡田理恵子○なかむら・ゆうた×おかだ・りえこ
『けっこんしきをする日』 木製パネル、アクリル絵具
中村の描いた絵を見て岡田は言葉を選び、岡田の書いた物語を聞いて中村は絵を描いていく。
おとなになったらけっこんできる/大好きなひととけっこんできる/子どもといっしょに雪だるまをつくるよ/
子どもといっしょにやきゅうをするよ/人生でいちばん大切な日/それはけっこんしきをする日……


伊丹宏太郎×真部剛一○いたみ・こうたろう×まなべ・こういち
『ツギウサ』 布、紙、発泡スチロール、モニター、インスタレーション
宏太郎自身が、自分で考えたキャラクター「ツギウサ」となる。
宏太郎はツギウサの誕生を描き、ツギウサとして街で過ごし、
人々との関わりをマンガのストーリーとして紡いだ。
現実社会とマンガが交差する世界で、人と人との距離が縮まり新たな関係が生まれていく。


乃村洋之×大島よしふみ○のむら・ひろゆき×おおしま・よしふみ
『コトデン』 紙・コンテ・色鉛筆・木材
何をテーマにするかは初日に決まった。
大島の「何が好き?」の質問に返ってきたのは、すごい量のコトデン(琴平電鉄)の話だったのだ。
何線に何番の車両が走っているか。何番の車両にどんなラッピングがされているか。
今整備中の車両は……。数日後、乃村に引率されてコトデンの整備工場に通う大島がいた。


山本文香×湯月洋志○やまもと・ふみか×ゆづき・ようじ
『あなたへの自己紹介』 交換日記、手紙、プレゼント、手作りのカレンダー等
この半年間にわたる自己紹介はいったい誰に向けてのものだろう? 
私からあなた? 私たちから、もっと別の誰か? それとも自分から自分? 
2人の関係から現れた可能性の種からは、いったい「何」が生まれるのだろうか? 
そして、それを育てるのは……。


友實祐介×吉永裕子○ともざね・ゆうすけ×よしなが・ゆうこ
『みんなが好きなモノ(好きだったモノ)』 粘土、ブラックライト
「誰もが大好きなものを観るだけでなく体験して楽しんでもらえれば」。
そして出てきたのは、「大好きなもの」のツイン。
しかもそこには大胆に書きなぐられた「ダジャレ」が踊っている。
「何なんだ、これは!!」と思いつつ、「もう1回見てみようか」という気になる。


水川博貴×みごなごみ○みずかわ・ひろき×みごなごみ
『ひろい)におい、ひびき)ひろい』 蓋付き透明瓶、
匂いを染み付けたコットン、円形ガラス板、2人の声のCD、 小動物の粘土オブジェ、照明(LED)「匂う」と「聴く」。
7種の匂いの瓶を開けながら、それぞれの匂いへの水川の声を聞く。
スペースは、「おはなしのへや」=「お鼻し/お話の部屋」なのだ。
瓶の周囲にあるのは水川の記憶の世界の動物たちである。


中村勇太×三宅航太郎○なかむら・ゆうた×みやけ・こうたろう
『ここから何処へ』 おもちゃ、アイロンビーズ、糸等
勇太が考えた新しいかたちの気球を制作する。
「雨の気球」、「カレンダーの気球」、「トラの気球」……」。
バスケットの部分は勇太が日常的に制作しているアイロンビーズを箱形にして使用。
三宅は、気球の形よりも、勇太のユニークな発想と、気球のもつ「何処かへ飛んで行く」という性質が大事だと考えた。


  


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