もうひとつの美術館

渡辺豊重追悼展 那珂川とともに

2024.2.22-3.10

渡辺豊重追悼展(表)
渡辺豊重追悼展(裏)

昨年5月に亡くなられた渡辺豊重さんを追悼する展覧会を開催いたします。
那珂川・久那瀬のアトリエで制作された作品を中心に、その画業をしのびます。

渡辺 豊重Toyoshige Watanabe, 1931-2023
東京都生まれ。日本の現代美術界の第一線で活躍し、独特のリズム感、ユーモア、ウィットを持ちつつ、“生きること”の歓喜と哀愁を表現してきました。1990年にもうひとつの美術館のある栃木県那珂川町(旧馬頭町)久那瀬にアトリエを構え、創作の拠点を移していくあいだに作品はそれまでと変わり、「鬼」シリーズ、「時雨 クナセ」シリーズ、さらに東日本大震災後には「動刻」シリーズへと展開していきました。もうひとつの美術館には「もうひとつの渡辺豊重展」(2016年個展)、「ねこあそぶ展」(2021年)に、それぞれ出展しています。
また彼は「なかがわまちアートフォレスタ」(2008、2011、2014年開催 主催:もうひとつの美術館 共催:那珂川町、那珂川町教育委員会 概要:全国から障害者の作品を公募し、入選した作品を那珂川町のあちらこちらに展示する企画事業)や「ビューイング展(栃木県障害者芸術展)」(主催:栃木県委託:もうひとつの美術館概要:主に栃木県内の障害者の創作活動を支える人材育成を目的としたタム事業で開催され、入選作品を展示する参加型展覧会)では、障害者の作品公募の選考委員となり、この地域の様々な芸術文化の普及と啓蒙に協力を惜しみませんでした。
このたびの追悼展では、「もうひとつの渡辺豊重展」開催時に公開で制作された「動刻(祈るものを求めて)」などの当館の収蔵作品のほか、渡辺氏と交流のあった方々の秘蔵作品や那珂川町のアトリエに残された作品「時雨 クナセ」シリーズなどを新たに展示いたします。

◆出展作家

渡辺 豊重

 
展覧会名 渡辺豊重追悼展 那珂川とともに
会  期 2024年2月22日(木)— 3月10日(日)
開館時間 10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休 館 日 月曜日休館(祝日の月曜日は開館し、翌火曜日休館)
入 館 料 大人 1,000円、70歳以上・大学生 800円、小中高生・障害者・重度の方付添い 500円、障害のある小中高生 400円
団体20名以上 10%引(要予約)
協力 渡辺奈々、梶原良成、有坂隆二、飯村直久、長内郁子、向山文也、島一嘉、齋藤和義、益子明美
協  賛 (株)ル・リオン、From point to Line、杉本文江、鷲子山上神社、大塚幸一、神山恵子、中西恵子、大川鉄也、大川美保子、塚本明子、篠崎孝司、駒場敏、NPO法人工房あかね、(株)ダイサン印刷、NPO法人美しい日本の森と藝術、佐藤謙太郎、(株)板室観光ホテル大黒屋、柳雅子、小勝禮子、菅原龍弥、岡勉、田中敏溥、イタリア料理トト村山佳奈子、岡典子、柳宏子、苅屋紀子、ブッシュピエール、赤羽洋子、岩本拓郎、山口静江、原田寛子
主  催 認定特定非営利活動法人もうひとつの美術館

*内容などの詳細については、もうひとつの美術館までお問い合わせください。
tel&fax:0287-92-8088 E-mail:mob@nactv.ne.jp